新戒名料と人間の差別化

　見性院では先に新お布施料金を発表しました。すでに公開はしております。そこでそれに伴い最近、特に多い生前戒名の依頼のための新戒名料金の案を発表します。信士信女は10万〜20万円、居士大姉は20万〜30万円、院号は30万円〜50万円とする予定です。〜の真意は住職による戒名の策定と授与については信士信女は20万円、居士大姉は30万円、院号は50万円となります。副住職以下の役僧による戒名の策定と授与は信士信女は10万円〜、居士大姉は20万円〜、院号は30万円〜となります。これにより新お布施料金との整合性も取れてわかりやすい料金設定になるかと思います。依頼者には二段階の選択肢があり予算に応じることができます。そのほかにも信仰の自由を認めているためたとえ見性院墓地を使用していても宗教儀礼は自由となっております。逆に言えばこちらにも選ぶ権利はあることになります。特に宗教の世界は政教分離によってその特異性は認められております。司法においても一定の優遇措置はあります。自由な宗教活動は何人も阻止できないものであります。たとえ宗派の意に反していてもそれぞれの寺院は独立した別個の法人であって原則的には介入はできないものです。

　少なくとも私が認めていない人の法務は一切しません。特に依頼された場合に限ります。また基本的には人とは会いません。正式に予約があった場合だけです。電話の取り継ぎもです。私は檀信徒も宗門人も友人も親族も4ランクに分けることにしました。お付き合いをする人はAクラス、関係を持ってもよい場合はＢクラス、関係を持たない人はCクラスです。排除はＤクラスです。この人はどうですか、を聞かれたらうん、Ｂクラスです。と。それで仕分けができるため事務処理は簡潔です。迷いはありません。人間関係で悩むこともなくなります。これが私が編み出した人間関係の円滑化システムです。これで寺院の運営も合理化できます。すべてのことがよりスムーズに処理できます。私はかつて新信徒制度の構築にあたり4クラスに分けました。特別会員、普通会員、自由会員と。それにいずれにも属したくない人に分かれました。このデータがあり心のうちを探ってあるので特に旧檀信徒がどう思っているかをよく把握できております。今やとても御しやすく手中にはそれぞれの腹の中をおさめております。これができているお寺はないはずです。ゆりかごから墓場まで。霊柩寝台車から納骨までワンストップで行え寺院業務はすべて内製化できました。

　完全なる令和の時代の先駆け的新生寺院にはなっております。無駄を省き顧客本位にして寺院主導、三方よしを叶えた画期的寺院にはなったという自負はあります。自前ですべてを賄えるというのは本当に便利です。第三者の関与がなく内部で持って完結させて仕舞えば意思決定は迅速です。昨今の宗門を見ていると何も決められない組織にうんざりです。何をやっているのかも関心さえも薄れていくばかりです。このまま崩壊してしまわないことを祈るばかりです。こちらはさっさと前へ前へ、先へ先へです。これだけ猛スピードで展開していて現代の世の中にあって宗門だけが後退しているように見えるのは私だけではないはずです。宗派に期待をしても無理です。末寺から変わらないと宗門は変わりません。下からの突き上げでしか変われない組織です。末派寺院は宗門人は一体全体、何をやっているのでしょうか。この場に及んで。誰も立ち上がろうとはしていません。こうなることぐらい誰でもわかっていたはずです。それなのになぜ何もしてこなかったのか。宗門の上層部にお尋ねしたいものです。僧侶というのは批判しかできないような人が多いです。行動ができないのは修行も本当にはしてこなかった証拠です。またそれを是としてきた檀信徒にも責任はあります。放置してきたのですから。見性院の檀信徒、新しく信徒になった人でも料金が安いからだけで来た人の中には院号を見栄だけでもらっているような人もいます。これもこれからは改めます。私は思い切ってお断りを今年はして行こうと決意しております。今年も建設ラッシュです。一新一新です。維新維新です。どんどんいきましょう。合掌

令和６年２月２７日

見性院住職