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【みんなの法話】過去から感謝を育み、逆境を超える

 

みんなの法話 #4(活字ver)

過去から感謝を育み、逆境を超える

ご挨拶

皆様、こんにちは。

見性院の住職 橋本英樹です。

8月のお盆の時、私たちは故人を偲び、過去のことを思い起こします。

しかし、過去のことをくよくよすることは、未来の自分を閉ざしてしまうことがある。

そのため、過去に囚われずに、故人の教えや愛情を胸に、今を生きることが大切だと思います。

また、過去の経験や失敗から学び、成長することも重要です。

 

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過去の反対者たち


過去にはお寺での私の施策に対する反対や誹謗中傷をしてくる人たちもいました。

しかし、私はこれらの声を聞き、成長の糧としました。

そして、その中での苦労や出会いは、天からの試練として受け止めることができました。

実際、彼らの反対や批判がなければ、私自身の考え方や行動が今のものとは異なっていたかもしれません。

彼らには感謝しています。

自らの成長のためには、この「過去への感謝」というものが非常に大切になるんですね。

 

過去の感謝と今の成果

感謝の心を日常生活で育むには、自分が置かれた状況や逆境、仕事などを「自分のための試練や天職」と捉えることが重要です。

逆境が自分の成長のために与えられたものと考え、それを乗り越えることで未来が開かれると感じることができる。

人が特別にその環境や試練を用意してくれたと感じ、すべてに感謝の気持ちを持つことが、人生を豊かにする鍵だと思います。

私自身も反省を持ち、青春の人や仕事で充実している40代の人々へのメッセージとして、どんな困難な状況でも、その経験が価値あるものであると信じること。

私の成長のための最も価値ある時は、現場や修羅場の中での経験でした。

そのため、困難な状況でも最後まで踏ん張り、乗り越えることの大切さを伝えたい。

また、病気などの困難な時期でも、最後まで生き抜く強さが大切です。お釈迦様も最後の瞬間まで人々に説法をし、涅槃の境地に達しました。これは我々にとっても大きな教訓となります。

 

最後に伝えたい「やり切ること」の大切さと
今の自分を作った人々への感謝


最後に、私の生き方や信念を表す言葉として、6代目尾上菊五郎の「まだ足りぬ踊り踊りてあの世まで」という言葉があります。

この言葉は、生きることの美しさや、最後まで全力で努力し続けることの大切さを示しています。

私もこの言葉のように、最後まで全力で生きることを心掛けています。

私の母の三回忌を迎える今、私がこれまで成し遂げてきたことや、これからの人生における課題や目標を考えるとき、常に先人や祖先の努力や愛を感じ、その上で自分の道を切り開いていくことの大切さを強く感じています。

今日の話は、過去や先祖を尊重し、感謝の心を持ち続けることの大切さについての私の考えでした。

御清聴いただき、心より感謝申し上げます。


 

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