涅槃図と石燈籠と

今日はお釈迦様の命日であり本日まで涅槃図を掲げてその遺徳を偲んでおります。今週は本堂葬儀が二件あり参列者もよくご覧になっておられました。また達磨図の寄進者がお亡くなりになり一緒に飾らせていただきました。涅槃図は先代住職の師父が苦労して購入したものであり当院の寺宝のひとつになっております。当院は戦禍にあって全焼し灰燼に帰した寺院です。そのために過去帳を初め戦前の宝物等は何も残されておりません。先代が一代で本堂、庫裡、客殿、位牌堂・開山堂と建立しました。それを私の代で修復改築して現在に至っております。およそ二代でここまでできていることは幸運かと思います。
今日からは青銅製大燈明の建立のための基礎工事が始まりました。ツインタワーであり約4メートルほどの高さになります。本堂を圧倒してしまわないかが心配です。先日、視察のため京都の東本願寺に赴きましたが同寺とほぼ同じ大きさになると思います。移設した本堂前にあった石燈籠は熊谷観音慰霊塔前に再設置しました。とてもよく収まり観音様にも風格が増しました。今年の大事業のひとつであり新熊谷霊園見性院墓地の開園に合わせるかたちでとてもよいタイミングかと思っております。設置後は周辺に石畳を敷き更なる整備が進み本堂前は見違えるようにはなると思います。この春の完成を目指しております。また細かな塗装の修復や内外の整理整頓、掃除を徹底してやっております。今年は身辺整理をテーマにしており後半の住職人生の足場づくりをしております。幸いタイミーによって毎日、複数のワーカーさんが来られる日もあります。職員として可能性のありそうな人にはお声がけもしております。(比較的)若くて容姿端麗の女性も来ます。さりげなくアプローチもしております。またDIYで来られた男性にも逸材がいます。建築関係に従事していて即戦力になる人は非常に助かります。
今、日当人件費も高騰しております。タイミーワーカーを上手く遣えば人件費は3分の2以下に済ませることはできます。LINEの交換をして採用候補にしたりお気に入りにしたりしております。よい人材を確保して生産性を高めてブランド力を高めることができれば今の時代は飛躍的成長を期待できます。よいものなら高くても売れます。そしてタイミーワーカーさんもいろんな人がいることがわかりました。すぐにはお気に入りにしたり採用をしたりしないであらゆる角度から見極めていくことが重要です。なぜなら後から後からよい人が来ます。そしてボロも出ます。じっくりと焦らずに付き合っていくことがよいように思います。
また余談ですが当院のお坊さん(役僧)はほとんどは寺院に所属をしておりません。フリーランス僧侶です。他寺院の住職、副住職はいません。そのために使い勝手がよく我田引水の人はいません。特に当院の副住職は長く永平寺で修行もし東京寺院の名刹にも20年以上勤務した経験豊富な人材です。在家出身で寺院は持ちません。パソコンスキル、塔婆書きなどの事務処理能力も際立っております。法式作法、読経も超一流です。経理もこなしております。スーパー僧侶です。宗派の付き合いもなく一意専念で精進してくれております。このような僧侶人材がいることも当院の強みにはなっております。病院までの霊柩車でのお迎えから火葬場案内、収骨(骨上げ)供養まで何でもやってくれます。未だに修行僧の動きをして駆けずり回ってくれています。お高くとまっていることは何もありません。
当院は世間の支持が多いため何も迷わずに突き進むことができます。墓じまいをして当院へという相談が今後は急増してくると見ております。旧檀信徒をいくらでも篩にかけられる余裕と自信もあります。この人はブラックリストということは妻には伝えてあります。いずれ通達はあります。見せしめとして。すべてを受け入れることが必ずしも正義ではありません。犠牲者も必要です。この世の中は。近所の私に対して批判的な人から私のことを誑(たぶら)かされて騙された人たちが今は途方に暮れております。被害者も加害者も引っ込みがつかないで右往左往しているのが実態です。私は基本的には私のことを心から尊敬して付き従う人以外は必要ありません。相当の覚悟と自信を持って堂々と生きております。故石原慎太郎のように傍若無人に生きようとさえ思っております。いつでも一点突破できます。
これから当院の役僧希望者も急増してくると思われます。タイミーワーカーも僧侶も選び放題になってくると思われます。超二極化時代は下剋上あり、一発逆転劇あり、青天の霹靂ありと面白い時代が到来します。どうか波に乗ってこの浮世を存分に楽しみたいと思います。下積みをして真面目に努力をしコツコツとやってきた人には報われるチャンス到来です。まだまだ夢を見てそれを我が物にしていくサクセスストーリーは緒についたばかりです。すべてはこれからです。ご期待ください。
令和7年2月15日 釈尊涅槃の日
見性院住職