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今年度を振り返って

 まもなく年度末も終わりを告げようとしております。今年度の決算が目標である二億五千万円に達しているかが気になるところです。読みとしてはいけると思っております。昨年度末と比較しても失速することはなく最後まで件数は伸び続けましたので6月の決算発表が待ち遠しいところです。毎年1.25倍の成長率という目標を掲げておりますので来年度は必ず新規事業を立ち上げて軌道に乗せることを約束します。明日の入社式(入寺式)は新卒3人です。全員が二十代前半です。これで半数は二十代と三十代の職場へと生まれ変わります。世の中は大倒産、大再編時代へと向かっておりますのでまたとない大チャンス到来です。さらに攻めます。属人化した窮屈で古臭かった組織からフラットで伸び伸びとした自由闊達な集団へと生まれ変わらせて見せます。HPのアクセス解析数やYouTubeの視聴回数も伸び続けております。それも内製化に成功しました。まもなくリニューアルオープンです。

 今後は法事の空き状況も自由に閲覧できパソコンやスマホからの予約もできるようにします。どこよりも早くDX化にも成功させます。新卒が3人も同時に入って来る寺院になって来ましたのでこれからも急成長の上昇気流に乗っていくことは間違いありません。業容も拡大されており遠隔地から依頼もかなり増えております。境内整備と仏具の製作も止みません。常時、職人は入っており日進月歩の勢いです。まだまだこれからですが。

 僅か15,6年で一代でまったく新しい寺院に作り変えることができております。その気になればなんでもできるものです。できないのはやる気がない証拠です。人目など気にする必要などまったくありません。ただ信念を貫き通せばよいだけのことです。自分のやりたいことをただひたすらにやり続けることです。勉強をすることしかありません。そこにはまた人生の醍醐味やさとりが潜んでおります。高みを目指して登り続けていけばそこにはまたこれまで見たこともない光景が現れるものです。人生は努力しかありません。人目など関係ありません。ガムシャラに夢に向かって突き進んでいくこと以上に幸せなことはないはずです。人の人生に関心を持つことなど意味はありません。いま自分の取り組んでいることに夢中になることがもっとも大切です。私は人の意見に関心などありません。ただ古典や教科書は頼りにします。そして常にひとりの時間を大切にします。そこで徹底的に自分を鍛え上げていきます。集団生活や全体主義は自己を見失ない路頭の淵へと自己を追いやります。釈迦の目指した本当の修行とはひとり修行だったと言われています。犀の角のようにただひとり歩めに象徴されています。

 本来は宗派はいらないのかもしれません。開祖道元も宗派否定論者です。各宗派の開祖はみなそうです。孤独僧たちでした。そして反逆児でした。風雲児でした。今私たちはそこに戻る時です。宗派や本山、宗務所とか教区も次第に意味を持たない時代になって来ると思います。というよりも組織として成り立たない時期に来ております。世界が自国ファーストの時代に向かっております。日本も実力をつけないといけない時期です。すべてが弱体化しております。まずは自助努力です。それが先決です。見性院の檀信徒には再三このような説法をして来ましたが分からず屋の多いこと。そして宗派の会合とかにも呼ばれましたが成果はなかったです。これが現実です。座して死を待ちたくはありません。こちらは精一杯見せつけていくことしかないのかもしれません。では、さようなら。合掌

令和6年3月31日

見性院住職

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