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新熊谷霊園計画と展望

 おかげさまで熊谷霊園見性院墓地もまもなく完売となります。境内墓地もほとんどありません。困ったものです。墓じまいや離檀があっても跡地でもすぐに買い手はつきます。中古物件までもすぐに売れてしまいます。当院の時価総額というか資産価値は急上昇のようです。そのため最後の予定地を新墓地として造成することにしました。これは少し値段を上げて大事に販売します。特別区画もつくって資産家の方にも誘致します。

 これまで私は宗教家的判断により墓地を返還して樹木葬に変えたり納骨堂に安置したり合祀をしたりする人には特別な計らいによりとても安く提供しました。他所を墓じまいをして来た人にも墓地の値引きをしたり優遇措置を取らせていただきました。職員や親族、職員の親族までも相当の配慮をしました。しかしながらいま言えることはほとんどその甲斐はなかったということです。そもそも低価格の上にさらにということでした。それでも不義理をされたりしました。墓地を確保しているのだからと言われても占有をされてそれも維持費を払っていなければ寺院への利益は何もありません。墓地の管理に年間にしたら莫大な費用が嵩んでおります。寺院の維持にはもちろんそれ以上です。それが理解できていない人の多さには呆れます。住職の経営手腕に助かると言っているだけです。私にはほとんど還元はされていません。いつも身銭を切っているだけです。そのためこれ以上の猶予や思いやり料金、値引き等は一切しないことに決めました。すべて正規の料金で対応します。特別扱いはつくりません。随分と裏切られてもきました。懲り懲りです。寄付なし、管理費なし、お布施はすべてリーズナブル、塔婆も三千円で書家の揮毫です。これではヘトヘトです。働けども働けどもです。今後はしっかりと徴収できるものはします。葬儀のお布施の週末割増料金もあります。何もしていない人は少し考えさせてもらいます。これだけの寺院を利用できることは名誉なことです。非常に恵まれた環境にいることをもっと理解していただきたいものです。

 今後は付加価値の高いアミューズメントパークのような寺院を目指します。そのための資金も必要です。新規事業のための研究開発費もかかります。優秀な人材の採用と教育にも投資をします。あまりにもお人好しになってもらうものも貰わなければいずれは破綻してします。檀信徒が本気になるのを待っていたら日が暮れます。さらにエンジンを蒸して高速回転で突き進むにはここはギアを入れ替えてパワーアップをします。そして突き抜けていきます。計画は練られて来ています。新卒の男女三人が入社(入寺)します。一気に若返っていきます。去年は下半期は失速をして収益は伸び悩みました。しかし今年は好調で今週はすべての日に葬儀と法事が入り最後まで目白押しです。思惑通りです。私の読みはズバリ的中です。私の意を汲んで行動をしてもらうことが重要です。家内にも再三、そのことを伝えました。職員には自分の判断で行動をしないでもらいたいと。今年はそれができているために業績がとてもよいのだと思います。これまでの人は私に報告すらしませんでした。私がまったく把握できていないことが多過ぎていました。自分たちの中で処理をしているだけでした。私も反省をしております。これからは経営者のように新規開拓や事業開発のできる人材になってもらいたいと思います。これからさらに飛躍していくには私一人に頼るのではなく自分たちで考案できるようになっていってもらいたいです。年率1.25倍の成長をしていくにはそれは最低限必須です。そのために事業計画は練りに練っていきます。どうかご期待ください。合掌

令和6年3月27日

見性院住職

 

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