今月は最高益へ
おかげさまで構造改革と設備投資が効を奏して今月はお彼岸月ということもあり過去最高益になるやの勢いが出てきました。能登半島では一部地域で寺院の吸収合併が急速に進むとの憶測が囁かれております。一市町村一宗派一寺院という構想もあるようです。曹洞宗宗務庁も密かに大荒れとの情報もあります。この機会に是非とも機構改革を進めてほしいものです。
同時に情報公開も要望します。これを機に宗務庁にこの場を借りて一家言を申し上げます。僧侶の共済金の強制加入は違法です。また人権の問題があるとは言え住職(代表役員)の権限で責任役員の解任ができない、本人の了承の上なら。とは、適切な寺院運営はできません。また徒弟の僧籍の抹消も本人の了承なくしてできないことになっております。これでは代表や師僧とは名ばかりで人事権はないに等しくなります。住職や師僧の言うことも聞かなくなります。私も弟子たちには呆れていますし今後の徒弟制度を危惧しております。僧侶になる人、させる人は出てはきません。他の職業に就けなかった人、一般大学に行けなかった人が宗門大学に行くだけなのでますます低俗僧侶化します。宗務庁によって住職の権限を脆弱化させており寺院運営の足を引っ張っているのは他でもない宗務庁そのものであると愚僧は思慮しております。どうしても宗派の傘下にいるとそれ以上になれません。宗派と宗門寺院、包括法人と被包括法人は対等にしてはじめて健全化します。そして本山本部が傾くと全体が疲弊します。もっと自由な裁量でもってやらせるべきです。競争をさせたり排除もすべきです。実社会と同等にして同じ土俵で競わせるべきです。全体主義はいい加減辞めてもらいたいです。干渉関与もやめて自己責任で突き放すべきです。それができなければ宗派など存在する意味はありません。いっそのこと宗派解体をこの際に進めていくべきです。
曹洞宗は今、両派の対立もあり混迷を深めていく時期です。厳しい宗派運営を迫られております。本山も本部も財政難であり崩壊の危機的状況にあります。規制緩和も絶対的必要条件です。私は解雇規制緩和に大賛成です。人事の整理は常に必須であり組織の腐敗と堕落は管理体制ですべて決まります。それがまったくわかっていないのが宗門です。だから何も結果を出すことなく狼狽しているのです。ただの無能集団にしか見えません。とにかく宗門行事は何をやってもつまらないです。宗費の無駄遣いをしているだけなのでほとんどの宗派寺院は払いたくないのです。また本山はできるだけ独立してやってもらいたいものです。私は檀信徒からの徴収など一切何もありません。完全なる独立採算であり自力運営です。そういう寺院のみが生き残ればよいのです。無駄に助けてはいけません。他寺院の足を引っ張る体制からは脱却すべきです。日本仏教は在家仏教であり世俗化した家庭仏教です。だからお布施、寄進は本来は成り立ちません。私腹を肥やしているのであれば寄進の要請をすべきではありません。自ら稼ぐべきであり汗水垂らして働くべきです。人を頼ったりあてにしてはいけません。自立すればよいのです。私のように。そうすれば思うがままに自由になんでもやれます。他人にケチをつけられることもないし堂々としていられます。より僧侶的であり尊敬の対象にもなります。独立採算でやらなければその後の経営は必ず行き詰まります。経営とは他力本願でするものではありません。今、宗門に必要なことは大人の布教と大人の経営、運営です。保護者から散々、甘やかされて生きてきましたのでこれからは大人の社会人として独り立ちする時です。もうお小遣いをねだることはやめましょう、と。
今、日本仏教は新しく生まれ変わる時です。完全に陳腐化して腐敗した社会から決別すべきです。自民党と同じです。いや自民党以下です。政治家以上にダメなのが宗門人です。瓦解はするのでしょうが次世代にはあまり付けを回したくはありません。宗派によって末寺が潰されていく事態に直面しております。この機会に危機を打開するには規制緩和と独立採算に舵を切ることしかありません。宗門大学にも魅力は何もありません。優秀な学生を教育できる教授陣もいません。こちらも瓦解してしまいます。私の息子は今は中学二年生ですがカナダの学校に行かせています。日本よりもはるかに自由で楽しく充実していると言ってます。日本の高校や大学に行ってもしょうがないとも。私も同感です。この夏休みは妻子たちはシンガポールやカナダ、米国で暮らしておりました。私は個人的に日本の学校、特に大学は行く意味はあまりないと思います。授業もつまらないし時間の無駄です。よい授業でもオンラインでよいと思います。勉強は基本的にひとりでするものです。今はスマホがあるのでひとりでなんでもできます。友達もいなくても生きてはいけます。動画が大学や予備校の代わりもします。組織に与する必要もありません。集団行動は退屈でストレスになるだけです。ひとり行動しか私は基本的にはしません。それが効率がもっともよいですから。ホリエモンや成田悠輔の言っていることは核心をついています。韓国人のカリスの動画も目から鱗のためお勧めです。これまでの常識から180度の転換をしないといけません。ほとんど間違っていたと言ってもよいと思います。覚醒した人だけが生き残る時代かもしれません。
日本が経済成長をしなかったのは日本人が成長してこなかった証です。義理と人情に拘束されます。村八分文化を払拭しない限り日本が世界で勝てるようにはなりません。欧米人は余計なお付き合いはしません。しがらみがほとんどありません。極めて自由な社会文化です。人間関係もドライでとても居心地がよいものです。仕事にも研究にもスポーツにも没頭できる環境が与えられております。日本仏教、そして寺院の体たらくは日本の僧侶が成長していない証拠です。むしろ後退しているだけです。悪化しているだけです。これは進歩がなかったことが原因です。誰がどう見ても魅力はありません。その崩壊に巻き込まれないでどう立ち回るかしか残された道はもはやありません。みんなで渡れば怖くない世界からタイタニック号へ、が今の現実です。状況です。
当院の周辺も老夫婦や一人暮らし、空き家だらけです。若い人はいなくなっております。やはり都会でないと人材もいないしよいお店や学校もありません。企業もないしおしゃれなお店や美味しい食べ物もありません。地方は潰れます。そのために私は京都寺院のような奥ゆかしいセンスのよい境内整備をしております。東京なみの飲食店も思案中です。IT企業を誘致できるようなオフィスの建設も計画しております。それがしたくてこれまで世界中、日本中を旅してきております。ただもちろん東京進出も視野に入れております。そして海外も。今はじっくり戦略を練って猛勉強中です。虎視眈々と狙いは定めております。もう暫くお待ちください。合掌
令和6年9月22日 秋彼岸の中日
見性院住職