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タイミー、六日目と人と私

今日のタイミーワーカーさんはお店も経営している調理人さんでした。私が特に指導するまでもなく切り込み、味付け、盛り付けとすべて問題なく見事にこなされていました。趣味が蕎麦打ちということで私とも意気投合しました。コスパや人間関係を考えるとやはり当面はタイミー依存になるかと思います。何と言っても雇用問題は人間関係です。辞めてもらうことが難儀です。その点、取っ替え引っ替えできることはもっとも魅力的で考案したタイミー創業者には頭が下がります。雇用してもこの職場にとって本当に有益かどうかは約一年半かかります。その頃には慣れてしまってもう辞めてもらうには機遅しとなります。私は何度も失敗してその繰り返しでした。日本の雇用制度はもっと経営者にとって有利なものにしてもらいたいものです。これまでではもっともよい人材が集まっていると思います。毎日毎日、新人と逢える楽しみは格別です。新鮮だしワクワクします。嫌ならぱっと斬れることが気に入っております。お互いに評価をして成長し高め合うことができます。

当院ではお坊さんの仕事も多いため僧侶版タイミーもあってもよいかもしれません。タイミーワーカーが入って来ることによって職場がピリッとして緊張感も出ます。何度か試して採用も自由にできるという特典付きです。巷の人材派遣会社とは違います。かつて清掃会社に依頼したときはダメンズ(ダメ男)集団で料金も高くまったく働けない人たちでした。今のところ使い物にならない人はいません。中高年ばかりではないことが利点です。それでいて時給が低くても応募は殺到です。それなりの成果は必ず出して帰ります。伸び代のありそうな人。バリバリよく働く人。基本的に働くことが好きな人たちなのかはわかりませんが楽しそうです。将来的には食堂をやりたいため人材発掘には打って付けです。毎日が採用試験をさせてもらっているようです。特に実技面ですが。ただ人柄もわかるので二、三回続けて依頼してみるのも有効かと思います。今日は下足箱の組み立てもありました。玄関にものを出しておかないようにしました。これからはできるだけ収納をして禅的生活を心がけます。余計なものはすべて片付けて心がいつもスッキリしている状態をつくります。

明日でタイミーウィークと位置付けて一週間が経過します。明日のワーカーさんがよければ全日全時間帯で雇用させていただきます。お試しで何回も依頼できてダメならいつでもプロックできます。短期集中で小刻みに働いていただきある程度の結果を出して帰られるというのもユニークです。人間関係が重くならないことがタイミーの特徴であり画期的ビジネスです。当院、特に私はこれを望んでいました。人間関係がもっとも面倒くさいです。今、ものすごい勢いで内外ともに成長しているため邪魔をされたくはないというのが正直なところです。タイミーは救世主です。もちろんタイミーの回し者ではありません。このまま突き進みます。

令和7年2月8日

見性院住職

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