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タイミー、七日目と人で考える

タイミーウィークとしての試験期間は今日で終わりです。総括としては一言、かなりよかったです。ほぼ全員が合格です。即戦力、プロ並みと言える人も若干はいました。今日のワーカーさんはサッカー選手でした。長身の好青年でした。キムチ炒飯を上手につくって厨房を整理整頓、清掃をして帰りました。いろんな人が本当に来るものです。明日以降も楽しみです。

当院は昨夜もご遺体の搬送がお二人いました。内外で仕事も多く、こなしきれない状態にもあります。今は件数をこなしているところがやはり有利です。あと5年経ったらもう景色は変わってしまうと思います。金利も物価も上昇しております。それでいて消費は上向きません。在庫は過剰となります。賃金は横ばいです。医療費負担も重くのしかかってきます。寺院経済、事情はさらに激変します。私は寺院仏具の在庫も過多になると見ています。仏具や法衣、そして寺院建築は特に高騰化しております。一般寺院では手は出ません。修繕費でも四苦八苦です。そのため今は少し待ちの姿勢です。やがては在庫を一掃しないといけない時期が来ます。ある程度のところで一旦は落ち着かせます。そして人材確保と戦略戦力を蓄えることにシフトさせるつもりです。業界も収斂してきている様子がわかります。看板を見るとそこの経済事情は概ね、一目瞭然です。宗派や仏事(供養)産業界にはもはや未来はありません。地方都市、あるいは田舎、村社会もです。ここに注力をしたり加担をすればそこで終わります。心を鬼にして袂を分かち見切りを付けることです。そしてここで思い切った自己投資ができれば勝ちです。

私は独自の経済圏と人脈網を築いたために何にも困ることはなく我が道を堂々と邁進しております。人に頼ることなどありません。自ら築いたサンガ(僧団)と祇園精舎の中で完結をさせて修道院的生活の中で満たされております。まさに理想郷です。これをこれからは拡大充実させて展開をしていきます。都会や世界へと。人とモノが確保できて育成し洗練されれば安定的軌道には乗ります。持続的成長の道筋をつけられれば占めたものです。2025年(乙巳)は最重要な一年と思われます。私は長年、人事問題と人材確保に悩まされてきましたが今は幾分か気は楽です。釈迦仏教というのは最後は組織や権力から離れて唯我独尊に生きる宗教だと思います。それこそが「さとり」なんだと思います。開祖道元も深山幽谷でもって一箇半箇(少数精鋭)に生きることを理想として提唱しました。

私は今、見性院教団をつくり独自の理論と哲学で教線を拡大させております。破壊から創造の段階に入りました。とても充実しております。再生と革新を模索しながらの日々を楽しんでおります。今は内外をより簡素に洗練させて禅的センスに磨きをかけております。よりスッキリした気分で毎日が満たされて生きられるようにするためにです。そのための贅肉を削ぎ落とし研ぎ澄まされた境地に身を置く修行を作り出すことに余念なく勤めております。この一年はそうした身辺整理のために注力する期間になると思います。それでは今日でタイミーウィークが終わり明日からまた日常に戻ります。一読にお付き合いをいただきましたことに心から御礼を申し上げます。(完)

令和7年2月9日

見性院住職

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